2009-06

銅羅衛門

同人誌の原稿を進めている間は掃除も片付けもしないので、部屋の中がだいぶ荒れてくる。山積みになった本が崩れ落ち、その下から懐かしい本が出てきて、思わずそれを読みふけってしまい、原稿が進まなくなることがよくある。

今日も「パロディ・マンガ大全集」なるものが出てきて読みふけってしまった。1981年に奇想天外社から発行されたパロディ漫画本だ。赤塚不二夫や吾妻ひでおなど、様々な作家が手がけたパロディ漫画が載っているが、特に目をひくのは「日野日出志の銅羅衛門」だろう。ホラー漫画の巨匠・日野日出志先生によるドラえもんのパロディ漫画だ。のび太ならぬ「のぶた」が、ジャイアンならぬ「シャイアン」や、スネ夫ならぬ「ソネ夫」にいじめられ、彼を見かねた銅羅衛門が「ミニ地獄マシン」を持ってくる。のぶたはシャイアン(写真から出した小人)をノコギリで切り刻んだり、ソネ夫(写真から出した小人)を石うすで粉にしたりして遊ぶ・・・というもの。

絵のタッチもストーリーも、いかにも日野マンガなのだが、あまりにも「いかにも」すぎて、個人的には笑えもしなければ、怖くもなかった。まるで同人作家が「日野日出志がもしドラえもんを描いたら」というのをモノマネで描いたような、そんな作品である。当時、「本当に日野先生が描いたの?」と疑いたくなったが、本当に描いたらしい。

今となっては当時より著作権がうるさいから、こういうマンガを復刻しようとしても難しいだろうけど。

THE ART OF HIDESHI HINOTHE ART OF HIDESHI HINO
(2006/11/18)
日野 日出志

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